クレジットカードで購入したitunesカードを買取サイトに売れば、簡単に現金を手に入れることができます。
しかしitunesカード売買に初めて挑戦する方は、「そもそもこれは合法なのか?」と違法性についても気になるところではないでしょうか?
いくらお金がないといっても違法行為をして現金を調達するのは、泥棒をするのと何ら変わりがありません。できれば合法的な手段で、現金を調達したいところです。
この記事では
といった内容で、詳しく解説していきます。今すぐ現金が欲しいのに、捕まるのが怖くてitunesカード売買に中々手を出せないという方は、ぜひチェックしてみてください。
itunesカードを現金化する行為が違法にならない3つの理由
結論を先に言うと、itunesカード売買は「基本的には合法」ですが、場合によっては違法になる可能性があります。
ポイント
この章ではitunesカードの違法性、合法性について以下にまとめ、詳しく解説いたします。
itunesカード売買を禁止する法律がない
大前提として、itunesカードの売買を禁止する法律は今のところ存在しません。ですから、itunesカードを買取サイトに売ったり、あるいは知人に安価で提供したりすることは、何ら違法性のない行為です。
売買そのものが合法とされているため、目的が何であれ、個人がitunesカードを売買する分には違法性を問われることはありません。
たとえば、クレジットカード現金化のためにクレカで50,000円分、あるいは100,000円分のitunesカードを買って、それを買取サイトに売ったとしても、今の法律では逮捕されるようなことは絶対にありませんのでご安心ください。
大量の取引を行うと古物営業法に引っかかる可能性もあるが、個人ならまず問題なし
ただし、itunesカード売買の仕方によっては古物営業法に違反してしまう可能性があります。個人で売買をする分にはほとんど心配しなくて良いのですが、一応そのようなリスクはあると考えてください。
古物営業法とはいわゆる中古ショップの営業や運営に関する法律で、古物商を営むにはこの法律に基づき必ず届出をしなければなりません。
BOOKOFFやGEOなどの中古ショップは届出をした上で、認可を受けて営業を行っているのです。
ココに注意!
無許可の中古ショップは当然違法ということになってしまうのですが、1枚数万円のitunesカードを数十枚、数ヶ月に渡って売買していると、その行為が「無許可の中古ショップ運営」とみなされてしまう危険性があります。そのため、itunesカードの売り方、売る数については注意しなければならないのです。
とはいえ、これは数百万単位のお金が動いた場合の話であって、個人で売買をする分には、古物営業法に引っかかる可能性はほぼゼロだと言って良いでしょう。
資金決済法や組織犯罪処罰法など、その他の法律にも違反しない
その他、itunesカードの売買に関連のありそうな法律といえば、資金決済法や組織犯罪処罰法辺りでしょうか。
資金決済法
まず資金決済法についてですが、これはitunesカードなどのプリペイドカード(前払式決済手段)を取り締まる法律で、その中には前払式決済手段の払戻行為(現金化)を禁ずるという項目があります。
ポイント
しかしこれは発行者を規制するもので、消費者は規制の対象外です。itunes株式会社がitunesカードの現金化を行うのはNGですが、itunesカード購入者が現金化を行うことについては特に規制されていません。
組織犯罪処罰法
続いては組織犯罪処罰法について。同法の第十条にはマネーロンダリングの規制が盛り込まれており、たとえば第三者から盗んだitunesカードを売却すると、犯罪収益等隠匿罪に問われる可能性があります。
つまり他人のカードを勝手に売ると、「窃盗+犯罪収益の隠匿」によって罪が重くなる可能性があるということです。
正規の手段で購入したitunesカードを売ったとしても、組織犯罪処罰法に違反することはありません。資金決済法に照らしても、itunesカード売買は何ら問題のない行為です。
クレジットカードでitunesカード買取を行うなら注意が必要
クレジットカードでitunesカードを購入し、それを買取サイトに売却するのは違法性のない行為です。
それはカードで購入した本やゲームソフトをBOOKOFFに売るのと同じで、今後禁止されることもないと言って良いでしょう。
ただし、クレジットカード現金化のためにitunesカード売買を行う場合には、1つだけ注意していただきたいことがあります。
ココに注意!
それは、現金化のためにクレジットカードを使うことは、各カード会社が禁止しているということです。
違法ではないがルール違反、と捉えていただければ良いでしょう。
今あるクレジットカードはいずれも換金、返金、転売はできないとの規定が設けられています。
クレジットカードの現金化は「換金」に当たるため、現金化目的でitunesカードを購入すると、それはカード会社のルールに違反するということになってしまうのです。
ですから、クレジットカード現金化のためにitunesカード売買をするのなら、カード会社にバレないような工夫が必要となります。ポイントは以下の3つです。
ポイント
- 普段からこまめにカードを使用しておく
- 大きな金額(おおよそ10万円以上)の売買はなるべくしない
- まとまった額の現金が必要な場合は、何度かに分けて現金化をする
なぜ普段からカードを使っておく必要があるのかというと、カードを全く使わない人がいきなり5万、10万と買い物を始めた場合、不正利用を疑われてしまう可能性があるからです。不正利用でないとわかれば、次は現金化を疑われます。
普段からカードを使い、「不正利用はされていません、普通に買い物に使っています」とアピールしておくことが大切なのです。
もっとも、現金化のためにカードを使ったことがバレる可能性は、限りなくゼロに近いといえます。
数十万の現金化を何度も行うようなケースは別として、家賃や税金支払いのために5万~10万ほど用意するくらいなら、カード会社に疑われることはほとんどないでしょう。
現金化を厳密に禁止してしまうと、クレジットカードで購入した本やゲームソフトを中古ショップに売ることもできなくなってしまいます。
それだとあまりに不自由ですから、よほどのことがない限りはカード会社もあまりうるさくは言わないのです。
itunesカードを合法的に買取してもらうおすすめの方法
itunesカード売買に、違法性は全くありません。知人や友人に売っても、買取サイトに売っても何も問題はないのですが、トラブルに発展する危険性が低いという意味では、買取業者に売った方がいいといえます。
itunesカードを合法的に買い取ってもらう方法を、以下にまとめました。
それぞれ、見ていきましょう。
ギフト券買取サイトを利用する
ギフト券買取サイトとは、ネット上で営業を行っている金券ショップのこと。多くの場合店舗を持っておらず、取引はメールや電話にて行われます。
店舗型ショップとは違って24時間営業をしているサイトも多く、来店不要で、深夜や早朝にも現金を受け取れるというのが買取サイトの大きなメリットです。
買取対象となるのはitunesカードやAmazonギフト券、Google playカードなど。買取率はサイトによって異なりますが、80%~90%程度になることが多いでしょう。
仮に買取率90%のサイトにitunesカードを売却する場合、itunesカード10,000円分につき9,000円が振り込まれる計算となります。
サイトによっては振込手数料がかかったりしますので、実質的な買取率がどれくらいになるのかについては、申し込み前に確認しておきましょう。各種手数料は、そのサイトの特商法表記のページから確認することができます。
itunesカードの売買は合法ですから、買取サイトにitunesカードを売っても何も問題はありません。カード会社にバレないようにだけ注意して、現金化を行ってください。
参考
iTunes買取サイトは、iTunesカード買取ランキングのページで詳しく紹介しています。
店舗型の買取ショップを利用する
買取サイトではなく、店舗型の買取ショップを利用するのもおすすめです。
買取サイトとの大きな違いは、対面での取引になるため信頼感があり、その場で現金を受け取ることができて、振込手数料もかからないということ。これは店舗型の買取ショップの大きなメリットだと言えるでしょう。
しかし、店舗型の金券ショップにも弱点がないわけではありません。店舗型の買取ショップというのは、そもそもitunesカードを取り扱っていないことが多いのです。
itunesカードやAmazonギフト券などの金券類は、カードそのものではなく、カードに記載されているギフト券番号に価値があります。
その番号が本当に未使用のものかどうかを確かめるには、専門的な技術が必要ということもあり、店舗型の買取ショップではこれらギフト券・カード類を取り扱っていないケースが多いのです。
itunesカードを現金化する前に知っておきたい6つの注意点
itunesカードを現金化する際には、いくつか注意していただきたいことがあります。
場合によっては買取を断られてしまうこともありますので、以下の点には充分ご注意ください。
注意ポイント
それぞれ、見ていきましょう。
買取には身分証明書の提出が必要
itunesカードを金券ショップに売却する際には、必ず身分証明書を提出しなければなりません。
ポイント
古物営業法により、買取事業者は買取希望者の身分を確認しなければならないと定められていますので、この部分をスキップすることはできません。身分証の提出ができない場合には、買取を断られてしまいます。
身分証明書として有効なものは、運転免許証やパスポート、保険証、マイナンバーカードなどです。
公的機関により発行された身分証明書のみが有効で、住民票や光熱費の払込票では確認を取ることができません。上記の身分証明書を必ずご用意ください。
ちなみに買取サイトではどのようにして身分証の確認を行っているのかというと、写真アップロードです。多くのサイトが、申し込みの際に身分証明書の写真をアップロードする仕組みになっています。
現金化をする以上、それがカード会社にバれてしまう危険性もゼロではありません。
現金化がカード会社にバレたという事例は聞いたことがないですが、今までに1件も起こっていないということはないでしょう。
滅多にバレることのない行為だとはいえ、リスクはゼロではないということはご理解ください。
クレジットカード会社は、不審な購入履歴を発見した場合、カードの持ち主に必ず連絡を入れます。
この買い物は本人がしたものか、不正利用ではないかなどを確認するわけです。本人が「不正利用ではない」と答えたのにもかかわらず、たとえば価値のない品物を数十万円で購入するなど、怪しい取引履歴が継続的に確認された場合、カード会社は今度は現金化を疑い始めます。
現金化のために使ったカードの会社から不正利用の確認の連絡が来た際には、それを「イエローカード」だと思ってください。
その段階ではまだカード会社は現金化を疑ってはいないでしょうが、その後も同じカードを現金化に使い続けると、現金化目的でカードを使用しているのではないかと疑われることになります。
注意!
最悪カードを停止されてしまう危険性がありますので、カード会社からもし連絡が来ましたら、その後しばらくは現金化を控えた方が良いでしょう。
クレジットカード現金化のためにitunesカード売買を行う場合、利息負担には充分に注意してください。
カードを使用すると年率15%程度、高いところだと18%程度の利息が発生します。itunesカードの購入金額が大きければ大きいほど、利息負担も大きくなります。使った分はなるべく早く返済した方が良いでしょう。
ポイント
一括で返済することもできますし、手元に現金がなければ最低支払額のみの支払いとすることも可能です。
しかしリボ払いの最低支払額というのは、かなり低めに設定されているため、それを支払うだけでは中々元金は減っていきません。
上記の例で言えば、初月の返済額の約半分が利息の支払いに充当されます。返済が長期化しやすく、利息負担が大きくなりやすいという特徴がありますので、リボ払いを利用される場合は、収入の多い月には多めに返済するなどの工夫が必要です。
加えて、リボ払いで返済をしていくのなら、返済期間中はそのカードを買い物に使わない方が良いでしょう。
リボ払いは元金が中々減らないため、返済期間中にカードを使ってしまうと利用額が返済額を上回り、元金が1円も減らない、むしろ増えるということにもなりかねません。
店舗型の金券ショップでは買い取れないこともある
店舗型の金券ショップでは、itunesカードの買取を行っていないこともあります。大手全国チェーンの買取ショップであっても、itunesカードは取り扱っていないというケースは非常に多いです。
店舗型ショップにitunesカードを売りたい場合には、カードを購入する前に、その店がitunesカードを取り扱っているかどうかを必ず確認するようにしてください。
もしお住まいの地域にitunesカードを取り扱っているショップがないのなら、買取サイトを利用するほかありません。
買取サイトには振込手数料がかかるなどのデメリットはあるものの、買取率は80%~90%程度と高く、来店不要で、深夜帯に利用できるなどのメリットもあります。
当然のことではありますが、使用済みのitunesカードを買取サイトに売ることはできません。
使用済みのギフト券を売ることを「空売り」と言いますが、今ある買取サイトにはこの空売りはまったくできない、通用しないと考えてください。
各買取サイトは、専門的な技術で以てギフト券番号の有効性を確認しています。使用済みであることがわかれば買取は断られてしまいますし、空売りを目論んだということで、以後そのサイトを利用できなくなってしまう可能性もあります。
悪質な場合には、詐欺事件として被害届を出されてしまうかもしれません。
ココに注意!
また、itunesカードを売却した後に、そのギフト券番号を自分で使用するのも絶対にNGです。こちらも詐欺や窃盗などの犯罪に該当する可能性があります。
売却用とは別に自分用のitunesカードを購入した場合や、売却したギフト券(ギフト券番号の記載されているメールやカード)が複数手元にある場合には特に注意が必要です。
自分用に購入したギフト券を誤って売却し、その後自分のアカウントに登録してしまったり、過去に一度売却したことのあるギフト券番号を、再度売ろうとしてしまったりする可能性があります。
空売りや売却済みギフト券番号の使用は「故意ではない」と言って許されるものではありません。
買取サイトを利用した際に、ギフト券番号を間違えて送ってしまうというのもよくあるミスの1つ。
ココに注意!
ギフト券番号が間違っていると買取は断られてしまうのはもちろん、空売りを疑われてしまう可能性もあります。
itunesカードの番号を送る際には、それが間違っていないかしっかりと確認するようにしてください。
メールタイプのギフト券はコピペをすれば間違うことないと思いますが、カードタイプは手動で文字列を入力することになるため、間違いが起きやすいです。送信前のチェックを徹底してください。
iTunesカード現金化の違法性|注意点・おすすめの買取方法まとめ
以上、itunesカード現金化の違法性や合法的に換金する方法などについてお話しいたしました。
ポイント
itunesカード売買は、基本的には合法です。事業性が高いとみなされた場合には古物営業法違反とみなされてしまう可能性もありますが、個人が少額の売買をする分には合法で、何ら問題のない行為です。
数十万、数百万といった多額の取引をしない限り、罪に問われることはまずありません。
itunesカード売買という形なら、審査不要で現金を用意することができますし、買取サイトをすれば申し込みから数分で現金が振り込まれ、深夜や早朝にもお金を受け取ることができます。
まずは各買取サイトにアクセスして、本日の買取率をチェックしてみましょう。