クレジットカード会社は、基本的にはカードを現金化する行為を禁止しています。そのため、現金化行為を疑うような行為が見られた場合、電話などで確認を行います。
クレジットカード会社が、カードの利用状況を疑うケースは、次の2つです。
クレジットカード現金化
国内のクレジットカード会社は、カード現金化を会員規約(利用規約)で禁止にしています。その理由は「クレジットカードを本来とは異なった目的である」ためです。
このため、現金化と疑われるようなショッピングをした場合、カード会社から疑いの目が向けられます。
クレジットカードの不正利用
もう一点は、第三者によるクレジットカードの不正利用です。
- 短時間で、高額な買い物を数回している
- 短時間で、広いエリアで買い物をしている
- 海外でカードが利用されている
など、カードを不正に利用されている可能性がある場合、名義人に確認の電話を行います。
このページでは主に、
といった内容で、詳しく解説していきます。
クレジットカード現金化を疑われたときの対処法
クレジットカード現金化を疑われた場合、重要なことは
- 電話に対応する
- 現金化していないことを明確に伝える
の二点です。
カード会社からの確認は、電話連絡です。電話を何度も無視してしまうと、カード会社からさらに疑いの目が強くなります。
現金化後、見知らぬ番号からの着信であっても、無視せずに対応することが大切です。電話対応では、クレジットカード現金化をしたことを認めてはいけません。
カード会社から、購入した商品のことを聞かれても、自分の意思で購入したと伝えれば問題ありません。
なお、現金化サイトによっては、カード会社から電話があった場合の想定質問回答を準備しているサービスもあります。
【ケース別】カード会社への言い訳
クレジットカード会社に現金化を疑われた時は購入した商品によって言い訳を使い分けましょう。
ケース別で紹介していきます。
金券やギフト券の場合
- 同窓会の景品で必要だったので購入した
- ゴルフやボーリングの景品として必要だった
- 親戚の入学祝いとして購入
- お年玉として使用するため
ブランド品や貴金属
- 友人や彼女にプレゼントするため
- 新作が出たのでコレクションとして購入した
新幹線の回数券
- 仕事の都合上、行き来が必要な為購入した
- 親族と旅行に行くため自分が立て替えて購入した
家電やゲーム機
- 子供や甥っ子、姪っ子へのプレゼントとして購入した
- イベントのビンゴ景品として購入した
基本的に購入理由(言い訳)はカード会社が知ることのできないプライベートな範囲にとどめておきましょう。
会社事情で商品を購入したとなると、「なぜ法人カードを使わないのか」などさらに突っ込んだ質問をされてしまいます。
結婚や引っ越しなどカード会社が把握できそうな言い訳も避けた方がいいでしょう。
カード会社にクレジットカード現金化がバレるとどうなる?
クレジットカード会社にカード現金化が疑われて、現金化がバレてしまった場合は次のような処置が行われます。
- カードの一時利用停止
- カード利用額の一括請求&強制退会
手持ちのクレジットカードが一時的に利用停止
クレジットカードの現金化・不正利用が疑われ、カード名義人と連絡が取れない場合、一時的にカードの利用を停止します。
疑いが晴れた時点で、カード停止は解除されます。
ちなみに、「不正利用検知システム」の影響でカード会社からの連絡なしでカードが利用停止してしまう場合もあります。この場合、バレたから停止になったわけではないので、カード会社に購入理由と不正利用ではないことを伝えると解除されるので落ち着いて連絡するようにしましょう。
一括返済および強制退会
クレジットカード会社にカード現金化がバレた場合、強制退会の上、カード利用額の支払いを一括請求されます。
なお、強制退会になった場合、退会となったカード会社のカードを再発行することはできません。
また、現金化が知られたことをきっかけに、信用情報に傷が入ることも。現金化がバレることで、さまざまなデメリットが発生するので、注意しましょう。
現金化はカード会社から疑われないことが重要!事前にできる対策
現金化をカード会社に疑われないために以下のポイントをおさえておきましょう。
- 作ったばかりのクレジットカードは現金化に利用しない
- キャッシング枠にはある程度ゆとりを持たせておく
- セキュリティ対策が充実しているクレジットカードは利用しない
- 換金性の高い商品やを繰り返し購入しない
- 個人で行わず、ノウハウを持った現金化業者を利用する
上記のポイントをおさえておくだけで疑われる確率を下げることができます。
作ったばかりのクレジットカードは現金化に利用しない
作成したばかりのクレジットカードは「いいクレヒス」が蓄積されていないので、カード会社からの信用度も低い状態です。
作成して間もない状況で不自然な買い物をしてしまうと、当然疑いの目が向けられてしまします。
キャッシング枠にゆとりを持たせておく
キャッシング枠にゆとりがないと、疑われる可能性が高くなります。特にキャッシング枠を設定していて上限いっぱいまできれいる人は注意が必要です。
クレジットカードのキャッシング枠が上限に達している=資金繰りに困っている
と判断されます。
こうした状況にも関わらず、ブランド品などを購入し現金化するのはかなりリスキーです。
ある程度返済して、現金化するようにしましょう。
セキュリティ対策に力を入れているクレジットカードは利用しない
どのカード会社もセキュリティ対策には力を入れていますが、特に以下のカード会社は監視の目が厳しいといわれています。
- アメリカン・エキスプレス(アメックス)
- 三井住友カード
- JCB カード(w)
特にアメックスは国際的なブランドということもあり、監視体制が厳しいことで有名です。
現金化業者の中にはアメックスカードを利用できないところもあるほど。
自分で現金化する際は注意しましょう。
換金性の高い商品を繰り返し購入しない
繰り返しがちなクレジットカード現金化ですが、同じ商品の購入やパターン化した現金化には注意しましょう。
給料日前に必ず高額商品をクレジットカードで購入しているとなると、カード会社も怪しんでしまします。
個人で行わず、ノウハウを持った現金化業者を利用する
クレジットカードを使った現金化は、購入した商品を転売、または買い取ってもらうだけなので個人でもできます
が、購入する場所や商品が一定になりがちなので、しっかりとした現金化のノウハウを持った業者を利用することをおすすめします。
クレジットカード現金化の優良店についてはこちらのページをご参考ください。
⇒クレジットカード現金化優良店・大手業者を比較!
クレジットカード現金化の違法性についても確認しておく必要があります。
⇒現金化の違法性について!逮捕される?捕まる?現金化の問題点をピックアップ!
クレジットカード現金化を疑われた場合の対処法まとめ
クレジットカード会社から、現金化行為を疑われた場合、カード会社からの連絡にしっかり対応することが大事です。
連絡を無視していると、【名義人と確認が取れるまで、カードの利用を停止する】という措置が講じられる場合もあります。
電話連絡は、「高額商品を購入しているが、心当たりはありますか?不正利用されていませんか。」という確認です。
きちんと、名義人本人の意思で商品を購入したと伝えれば、それ以上に詮索されることはありません。
購入目的がはっきりしている言い訳を事前に用意しておきましょう。
疑われた場合は、連絡を無視せずしっかりと対応すれば、カードの利用停止などのトラブルは確実に防げます。